かみむら耳鼻咽喉科では、鹿児島市・薩摩川内市を中心に耳鼻咽喉科、アレルギー科の日帰り手術に力を入れております。最寄り駅は、JR『鹿児島中央駅』から直通の『川内駅』です。

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春の花粉症シーズンです。

    2月になり日が長くなってきました。1日から南九州・沖縄の各地でプロ野球キャンプも始まり球春到来です。今年はWBCもあり、より一層楽しみです。ここ薩摩川内にも例年通り、千葉ロッテマリーンズ(2軍)がやってきました。本日(2/3)はポカポカ陽気(最高19℃!!)でいよいよ春本番も間近です。 

 「今年の花粉は非常に多いです」とのニュースが連日報道されております。かみむら耳鼻咽喉科にも、例年、春の花粉症で治療される方が、このニュースを知って、診察の時に不安顔で質問されます。春の花粉は、スギとヒノキが代表格で、梅の季節(バレンタイン・デーの頃と覚えれば忘れません!)がスギ、桜の季節がヒノキのシーズンです。今では、国民の3-4割が花粉症といわれ、国全体の医療費や経済的損失が問題となり、国や自治体が、種々の対応に追われています。花粉症治療に対するガイドラインも改訂を重ねられ、より良い治療ができるようになってきました。基礎実験や臨床治験の成果がより早く臨床現場にフィードバックされないものかと期待しておりますが、いつも最新の情報をご提供できればと心がけております。

   インターネット時代になり、誰でも手軽に新しい情報が手に入るようになりました。花粉症治療は、花粉アレルギーに対する体質改善が理想ですが、実際にはなかなか困難で、今のところ花粉(抗原)を避けることや、お薬(内服・点鼻など)、鼻手術が治療の中心です。今回は、花粉回避、特に花粉情報について、お役にたつ情報をいくつかご紹介いたします。

  1. はなこさん http://kafun.taiki.go.jp/:環境省の花粉情報サイトです。鹿児島県では、鹿児島市・伊佐市・鹿屋市の3か所のデータが時間ごとに分かります。
  2. 花粉プロジェクト http://weathernews.jp/pollen/#//c=0:ウェザーニュースの提供するサポーター参加型の企画です。花粉シーズンの2月から5月にかけて全国1000か所に、花粉自動測定器「ポールンロボ」を設置し、インターネットを介し1分間ごと自動配信され、ほぼライブで花粉情報を知ることができます。鹿児島県でも数か所参加されております。
  3. 花粉なう http://www.kafun-now.com/:MSD(製薬メーカー)が運営しているサイトです。花粉温度(1月1日からの最高気温を累積した温度で、花粉飛散開始日やピーク期を予測する目安)がユニークです。400℃で飛散開始、480℃以上で本格飛散となっております。案外これが当たります。飛散開始日とは、2日連続して花粉が観測された日のことで、昨年鹿児島市は2月16日でした。
  4. PM2.5:微小粒子状物質(Particle Matters2.5μm以下の人為由来(工場のばい煙や自動車の排気ガス)と自然由来(黄砂や森林火災)のものがあり、呼吸器の奥深くまで入り込みやすいことなどから、人への健康影響が懸念されており、欧米諸国では10年以上前から環境目標値が設定されており、ようやく日本では2009年から環境基準値が設定されました(中国は2016年に設定予定)。以前、院長コラムで黄砂と花粉症のことを記載しましたが、今回は少し深刻な問題です。先月、北京での大気汚染や健康被害の問題がニュースで報道されたのをご覧になった方も多いのではないでしょうか。この深刻化する大気汚染が偏西風にのって「越境汚染」として広く拡散しているかもしれません。ここ薩摩川内を含め、西日本でも最近データでは濃度がやや高く観測されております。単なる「春がすみ」ではなさそうです。国立環境研究所によると、「濃度上昇の予測結果は、大陸の大気汚染物質が流れ込んだためと解釈できるが、国内の濃度は中国の汚染レベルに比べると格段に低く、健康な大人が気にするレベルではない」とのこと。わが国も1970年代まで工業地帯での光化学スモッグが環境問題でしたが、多くの対策が取られてきました。今後の発展する大国の対応に注目です。以下のサイトでPM2.5は毎日確認できます。

          九州大のSPRINTAR:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html

          環境省のそらまめ君:http://soramame.taiki.go.jp/

   今年の花粉予想ですが、環境省が1月25日に春の飛散予測第2報を発表しました。これによると、鹿児島県(鹿児島市)は昨年(1706個/ cm²)よりやや少なく(1330個/ cm²:78%)で、例年の85%とのことです。一般的に、スギ・ヒノキ花粉は前年夏の気象条件に大きな影響を受け、花粉数に影響するのは6月から8月の日照時間や気温、降水量等で、特に7月上旬から8月中旬にかけての期間の影響が大きくなっているそうです。このため前シーズンに少量飛散となった東北南部から関東、東海での増加が著しく、今シーズンは、昨年の2~7倍になる地域が多いとのこと。これらの地域は、全国ニュース報道の通りドカ降りで、今からの花粉対策が望まれます。

(追伸)ポカポカ陽気に誘われて、近くの総合運動公園へロッテマリーンズ2軍キャンプを見に行きました(写真)。裏山にスギ林があり、今にも飛散しそうな怪しい色合いで、耳鼻科医としては、花粉症の選手は大丈夫なのかな・・・と少し心配になりました。ここから未来のスターが生まれてくると思うと応援したくなりました。