フルミスト(経鼻インフルエンザ生ワクチン)について
かみむら耳鼻咽喉科では、今年からフルミスト(経鼻インフルエンザ生ワクチン)の接種を行います。
10月7日(火)より開始いたします。 注射が苦手なお子さんにも安心の「鼻にスプレーするだけ」のワクチンです。
9月10日(水)お電話でのご予約を始めますのでお知らせいたします。
◎接種情報
✔ 接種開始:2025年10月7日(火)
✔ 接種実施日:毎週火曜日11:00~(午前のみ) 10月7日・14日・21日・28日
*11月以降は、ご予約や入荷状況によります。
✔ 接種方法:両方の鼻に、0.1mlずつスプレー
✔ 費用:8,000円(税込)
*『薩摩川内市こどもインフルエンザ助成制度 』を利用しての費用(当院での場合)
◇ 3歳~未就学児:6,000円
◇ 小学生 :7,000円
◇ 中学生・高校3年生 :6,000円
✔ 予約方法:お電話でのご予約のみです。フリーダイヤル 0120-338-741(ミミハナヨイ)
*従来の注射ワクチンはWEB予約あります。
注意事項
◇ 一度に予約できるのは2名まで。
◇ 予約の変更やキャンセルは、接種日の前日までにお願いします。
◇ 突然の発熱などで接種できない事情が出た方は、当日までにお電話をいただければ、別日での接種に調整させていただきます(ご連絡がない場合はキャンセル扱いとさせていただきます)。
◇ 当院受診が初めての方は、受付時にカルテ登録が必要です。
◇ ワクチンに関する質問等での代表電話へのお問合せはご遠慮ください。まずは当院ホームページの情報をご確認ください。
◇ インフルエンザワクチン外来での、診察・健診等は対応できません。了承ください。
◇ 接種予定の方は、当院専用の予診票をお手元にご用意いただき、すべての項目、および体温を記入の上ご持参ください。院内の混雑緩和のため、ご来院前に事前記入をしていただきますようご協力をお願いいたします。
*フルミスト問診表はコチラ⇒ フルミスト問診票
◎フルミスト(経鼻)と従来のワクチン(注射)の比較
◎以下ご参照のうえ、ご検討ください。
フルミストとは?
◊ 鼻からスプレーする「経鼻投与型」のインフルエンザワクチンです。
◊ 従来の注射型(不活化ワクチン)とは異なり、生きた弱毒化ウイルスを用いた「生ワクチン」です。
◊ 自然感染に近い形で粘膜免疫と全身免疫の両方を刺激することで、自然な免疫反応が期待されます。
◊ ワクチン効果持続期間は約1年です。*従来の注射は約5か月
◊ 欧米諸国では2007年以降広く使用されており、その効果と安全性について実績があります。
◊ 日本では2023年に正式承認され、昨年2024年より出荷開始。
◊ 2025年度製造株は、①A型/ノルウェー(H1N1)、②A型/パース(H3N2)、③B型/オーストリア(ビクトリア系統)の3つです。
対象となる方
♦ 2歳~18歳の方 *当院では3歳以上です
♦ 鼻の診察を嫌がらずに受けられるお子さん
♦ ワクチン接種が初めてのお子さんにも使用可能(1回接種のみ)
☑接種できない方 ※事前に医師が安全性を確認いたします。
◊ 重度の免疫不全がある/免疫抑制薬を使用中の方
◊ 妊娠中の方
◊ アスピリンを長期使用している方
◊ 48時間以内にタミフル・リレンザなど抗インフル薬を使用中の方
◊ 気管支喘息の治療中の方
◊ 中枢神経・内耳に奇形のある方、人工内耳埋め込み後の方
* 接種に関して注意が必要な方(※事前に医師が接種するか決定します。)
1. 重度の免疫不全がある/免疫抑制薬を使用中の方と同居している
2. 妊婦さんと同居している、生後3ヶ月未満のお子さんと同居している
3. 48時間以内にタミフル・リレンザなど抗インフル薬を使用
4. ゼラチン・卵にアレルギーの既往がある
◎よくある質問 Q&A
Q. 本当に注射と同じくらい効くの?
A. 日本小児科学会・厚生労働省の検討でも、従来の注射型ワクチンとほぼ同等の有効性が示されています。アメリカでは20年近い使用実績があり、小児への発症予防効果も確認されています。
Q. 副反応はありますか?
A. 鼻水・鼻づまり、軽い咳・喉の違和感などがありますが、数日で回復することがほとんどです。重篤な副反応は極めて稀です。